ふるさとの原風景を描く民話絵の世界、5色刷オールカラー88点。各作品に池原氏自身の解説付き。
〜著者紹介〜
池原 昭治(いけはら しょうじ) 1939年、香川県生まれ。童画家。日本漫画家協会会員。日本各地の民話を訪ね歩き、「民話絵」という独自の画風を確立。観音霊場や祭りに関する造詣も深く、多くの著書がある。著作以外では、テレビ「まんが日本昔ばなし」の原作・演出・作画を担当。新聞・雑誌等に民話絵や連載漫画を掲載。郵政省「ふるさと切手」の「通りゃんせ」の原画を担当。
〜 カッコウの鳴く朝 〜
私はよく旅にでかけます。スケッチブックとテープレコーダー、それに双眼鏡とカメラをリュックにつめこみ、民話を採集する旅に出るのです。私が考える「民話絵」とは、昔話、伝説、わらべ唄、お祭りなど、特に子ども中心の年中行事を素材として、なつかしいふるさとの原風景を表現しようとするものです。 この画集のテーマは武蔵野の雑木林です。その自然の色を表現したくて、私は毎日、林の中へ通いました。林を抜けると畑が広がり、その先にはわらぶき屋根の家があります。辻々に石仏が立つ細い道をたどると、やがて街に出ます。そのどこにも、飛び跳ねて遊ぶわらべがいました。こうしてできたのがこの画集です。いささかでも、みなさんの心のやすらぎとなれば幸いです。 今日も、また小さな旅にでかけます。 〜著者「はじめに」より抜粋〜
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